送れなかったメール

送れなかった未送信メールを載せてます

水曜日

田中さん

メールの下書きが100通たまったら、本にでもしましょうかというのは、実際冗談ではありません。
存外本当の気持ちや本当の苦しみを、こんなものをとあしらったり、無かったことにしてしまうためにもがき苦しまないで伝えられる方法は、田中さんに送るメールを書くときだけなのです。
今の時代はSNSやラインなどで人と簡単に繋がれますが、わたしはこのメールという機能を気に入って使っています。
田中さん以外の誰かに見せるために書いているわけではありませんが、わたしの痛みの塔みたいなものです。
なんとかわたしの生きにくさを表現がしたいんです。
届かなかったメールが100通たまれば私の異常さが少しは誰かに伝わるんじゃないかと期待しています。

私は病気です。
誰も信じてはくれませんが、障害者であり病人です。
障害者であり病人でありながら、自分自身に完璧な人間を常に強い続ける異常者です。
狂っています。
この気の狂いのせいでどんなに辛いのか、田中さんへ伝える言葉で誰かに伝われば良いと思ってます。

誰か助けてください、誰か解ってください、そうでなければここは寂しすぎます。