送れなかったメール

送れなかった未送信メールを載せてます

月曜日

田中さん

私、数時間前まで泣いてました。
とてもとても生きていけないほどの孤独に苦しんで、きっと今に自ら死を選ぶと思って、自分の生きにくさについて悲しんでおりました。
でも田中さんからメールが来て、永遠に思えた孤独がふうっと消えてしまったのです。

もちろんこれがずっと続くわけではないことはわかっております。
以前にも言いましたが、田中さんは叙述トリックですから。
わたしの書く田中さんの話はまるでわたしを愛してくれているかのようだけど、本当は違う。
田中さんの書くお話にわたしの出番はありません。

それでもときどき死んでしまいたくなるほどの孤独を消してもらえるから、自分の文に騙されたって良いと思ってしまうのです。
愛されてるって思い込んで幸せになることが身勝手な嘘です。