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日曜日

田中さん

 

寂しいときにすることといえば専ら読書です。
昔、多くの本を読んだ田中さんはどういう気持ちで本を読んでいらっしゃったのでしょう。
私は本が好き、というより、多少心が紛れる感覚がするから読むというのが正しいです。
本は主食にはならないけどお菓子くらいに軽く満たしてくれるものだと思っています。

 

あんまり読んだことがなかったので、ミステリーは面白いです。
寂しい気持ちを紛らわすのには残虐な殺しの話はぴったりです。

去年の夏頃は心を紛らわすのに随分苦労して、南条あやの「卒業式まで死にません」や二階堂奥歯さん(尊敬する方なので、敬称を略しません)の「八本脚の蝶」、生きている方なら咲セリの「死にたいままで生きています。」を読了しました。

 

一度だけ二階堂奥歯さんに似ていると言われたときがあって嬉しかったです。
あんなに読書家でもお洒落でもないですが。
外面だけでも良く見せたくて必死な私と、奥歯さんの歪な美しさが似通うところがあるなら喜ばしいです。

 

私は色んな人の言葉に傷つきます。
明るいつもりで、根暗は隠して生きたいと努力したつもりでしたが、ひとこと「そうだとしたらあんた下手くそだね」と言われてああ自分が嫌だと思います。
そうです、演技もできなくなったら私はもう本当に意味もないし、死んだほうがいい。
下手くそな演技でどれだけ足掻いてもはたから見ればどれほど滑稽か。

 

つまらない。